親子避難訓練2011

3月11日。東北関東大震災。
保護者の皆様は交通網や通信が麻痺した東京で、保育園との連絡もままならない状況の中、
「あゆみ保育園は大丈夫!だから心配しないで頑張って歩こう!!と、とにかく一生懸命、保育園まで歩いて来ました。」
と己を奮い立たせて、不安と闘いながら保育園までお迎えに来て下さいました。
すべての皆様が安全に、無事にお迎えに来て下さったことを、とてもうれしく、そして心より感謝しております。
元気な子どもたちを見て、心から安心した様子のお母様、お父様。
ホッとした安堵の表情で、保護者の皆様が口々に仰ったり、震災後のアンケートでのお気持ちを、要約して少しご紹介します。
「園で行う9月の親子避難訓練の時、実際に職場から歩いてみていたので、皆が混乱する中でも、道も判っており、自信を持って歩けたのがよかったです」
「9月は30度以上の暑さの中で汗だくで歩いて大変でしたが、今回は10度を切る寒さで、北風が厳しく、歩いてくるのがとても大変だったです」
「訓練の時に、ローヒールの必要性を実感し、職場に靴を常備しておいたのが役立ちました」
「飲み物や食べ物が軒並み売りきれている中、会社に用意しておいた自分用簡易非常袋の中にあった軽食と飲料が役立ちました」
「訓練の時に体験したことを生かし、実際の混乱の中でも落ち着いて行動する事ができて良かったです」
混乱の中でもスムーズに我が子との対面をしていただくことができたのも、
訓練に真剣に取り組み、実際に役立てていただけたからだと嬉しく思いました。
9月のあの暑い昼下がり、真剣に取り組んでいただき、本当にありがとうございました。
訓練の意味と重要性。
これををあらためて実感しましたので、例年9月1日の防災の日に行う親子避難訓練ですが、
新入園の保護者の皆様にも避難場所や避難方法を体験していただくため、春に行うことにしました。
保護者の皆様にご協力いただいて、会社や自宅から徒歩でお迎えに来ていただくことを目的とした避難訓練。
災害が起きても、安全に子どもたちを保護者の皆様にお返ししたい。
こうした思いをご理解いただき、今年も全ての保護者の皆様にご協力いただくことができました。
ありがとうございます。
それでは、当日の様子をちょっと覗いてみましょう![]()
いつものようにお帰りのお歌を歌っていると…
『ビーッビーッビーッビーッ…今から20秒後に震度5の地震が来ます…』
突然、地震予報が鳴り始めました。
子どもたちは、途中でお歌をストップ!
いつもの避難訓練の時のように、お部屋の真ん中に集まれ集まれ〜…
「お父様、お母様方が皆さんをお迎えに来てくれます。
皆さんは、防災頭巾をかぶって、南池袋小学校までいきましょうね」
先生のお話を静かに聞いて、子どもたちは順に防災頭巾をかぶり、玄関へ。
先生やおともだちと手をつないだり、大きなバギーに乗って避難場所へと向かいます。

お散歩の時とは違い、子どもたちの表情も真剣です。
頑張って歩いた子どもたち。
かぶり慣れない防災頭巾を一生懸命かぶりなおしながら、
子どもたちは静かにお父様、お母様のお迎えを待つことにしました。

「みなさんが頑張って歩いてくれたので、だいぶ早く着くことができました。頭巾を取って休憩しましょう。」
先生の声に、ホッとした表情になる子どもたち。
めいめいに配られた麦茶のカップをあっという間に飲み干します。
涼しい風が吹いてきもちいい小学校の校庭で、紙芝居を見ることにしましょう。

いつもはお昼寝の前に見る紙芝居。今日は芝生の上で、l風に吹かれての、お話の時間です。

小さなおともだちも頑張って訓練に参加しています!! 涼しく気持ち良くて、ちょっぴりウトウトしてきました…
そしていよいよお迎えの時間。
続々とお母様、お父様がお迎えにいらっしゃいます。
避難場所までの経路や所要時間などを担任に報告される保護者の皆様も、先の大震災を思い出されてか、
緊張の面持ちです。
もう二度と大災害など来てほしくないですが、訓練は必ず実践に結びつき、自分を、家族を、仲間を助けてくれます。
いざという時に落ち着いて行動するためにも、今後も訓練を重ね、災害への備えを万全に、
楽しく安全な保育園生活にしていきましょう。
ご協力くださった保護者の皆様、本当にありがとうございます。
子どもたちの安全、保護者の皆様の安全と安心のために、これからも一緒に頑張りましょう![]()